自分の言葉で理解して、相手の言葉で話す
どうも、もうすぐ33歳、最近ハイボールが美味しいおっさん初級者です。
おっさんとは、たまに誰かに小言を言いたくなります。
だれかに説教をしたくなります。
なぜならそれがおっさんの習性なのです。
というわけで、今日から世の中はフレッシュマンがたくさんいるとか、
若いみんなに向けてとか、色々と言い訳をつけながら言いたいことを書きます。
本日は若い皆さんはタイトル通り「自分の言葉で理解して、相手の言葉で話す」というものを実践してみよう、という趣旨です。
これをできるようになると、
・少数人のプレゼンに強くなる。
・交渉事がうまくなる。
といったメリットが期待できます。
逆にできないと、
・あいつは何を言っているのかわからない
と、言われるようになります。
さて、何から話そう。
仕事とは、依頼と回答で成り立っています。
誰かに何かをお願いされます。
調べておいて、作っておいて、なにか考えておいて、などなど。
それに対して、何かしらの答えを持っていきます。
そうして、褒められたり、怒られたり、なじられたり、なじられることが快感だったり、目潰しされたり、ドロップキックされたり、ケツの穴から魚肉ソーセージ入れられたり、上履きの中にしいたけが入っていたり、
まぁ社会人は色々なことが起こります。
これがお客さんだったら、お金をもらえますね。それは売上となります。
まぁ基本的にはこんなシンプルなことをしているわけですが、
ここにコツがあります。
それがタイトルのもの。
まず、相手の言っていることを聞くとき。
聞きながら自分の言葉に落とし込みましょう。
相手が言っていることをそのまま聞いても、腹にストンと落ちません。
だって、それは他人なんだもん。
相手は相手の世界があって、自分には自分の世界があって当然で、
まるごとその人の言葉で覚えても、自分には到底理解できません。
なので、自分の言葉で理解しましょう。
これに有効なテクニックが、「言い換え」です。
1つ1つ言われたことを「つまりこういうことですか?」と、自分の言葉で言い換えます。
それで、どんどん自分の世界に落としていきましょう。
で、調べたり、作ったり、考えたりして、相手に持って行く時。
いったん相手から自分の世界に落として、自分の世界で考えたもの、
これを相手の世界感で話してあげましょう。
ここがとても大事。
自分の文法ではなく、相手の文法。
自分の思考回路ではなく、相手の思考回路。
それを使って話すことが重要です。
これに有効なテクニックは「質問してもらう」です。
別に「質問よろしいですか?」とか仰々しく聞かれるのではなく、
こちらが話している時に、ちょいちょい突っ込んでもらいます。
そうして、自分の世界の言葉を相手の世界の言葉に、
「今おっしゃった○○とは、先ほど説明した△△のことです」
と、いいながらどんどんどんどん相手の世界を相手の言葉で埋めてあげます。
そうすると、相手は満足してくれるはずです。
そう、最も大事で最も難しいのは、
相手の世界を知ること。
何度も話す人ならいざしらず、初めてあった人などはよくわからないです。
だから、初回に色々と相手のことを引き出すことがポイントです。
営業ではヒアリングとか言いますよね。
「この人はどういう世界でモノを捉えているんだろう?」
それをつかむためにたくさん話しましょう。
そして、これがうまく出来ると
「あいつは面白いやつだ」と認定されるはずです。
あいつに何か頼むと、俺が考えないような面白いアイデアで持って帰ってくる。と褒められるでしょう。
これは当然ですね、相手ではない、自分の世界で考えているのですから。
でも、大事なことは最後に相手の世界で話すこと。
これができないと、いくら自分の世界で考えても、「あいつは何を言っているのかよくわからない」と言われてしまいます。
最後に、自分の世界とかよくわからない、という人がいます。
特に物事に関心があるわけでもなく、問題意識があるわけでもなく、
何かしらやらねばと思うけど、何をしていいか解らないし、必要性もよくわからない。
という人がいます。
この人はまだ自分の世界感が出来上がっていません。
そういう人は!
誰かのマネをしましょう。
だれでもいいです。
あ〜こういう人いいなぁ、と思う人がいれば、
その人の世界感、言語体系をまるごと自分の中にコピーしてください。
完全にコピーすれば、必ず何かが見えてきます。
そのあとは自分でアレンジしていけばいいんです。
僕がいつも言っていることで
「パクるなら1px単位でパクれ」と、いつも言っています。
やるなら徹底的にやります。
RGB値だって、まったく同じにします。
「そこまでやらなくても、だいたいでいいじゃん」という声もありますが、
全然違います。
完全に1px単位で、RGB値もまったく同じにパクった時、
そのパーツを作った人の世界が一瞬自分の中に広がります。
そこまでして、相手の世界感をコピーすることができるのです。
まぁ、そんなわけでよければ実践してみてください。
取り留めがなくなってきましたので、このへんで終わります。
では。